2013年6月に開院し、皆様と共に過ごしておりましたら気付くと11年が経過していました。
たくさんの患者様に来院いただき、感謝いたします。
院長である私、原田の得意な分野を少しご紹介したいと思います。
開業前は北九州市の折尾にある産業医科大学、前教授の田原昭彦教授のもとで主に緑内障の診療をしておりました。専門は緑内障ということになりましょうか。現在も多くの緑内障患者様が当院へ来院されていますが、いつも心がけているのは緑内障診療では早期発見が大事だということ、つまり初診の自覚症状のない方でも視神経に異常がないか、緑内障専門医の眼でいつも観察しています。手術も日帰りで可能な場合は行っています。
もう一つ、私のライフワークと言いますか得意な分野は、特に難しいと言われる白内障、落屑症候群を有する白内障です。近年では手術機械が進歩して手術時間は非常に短くなっています。ほとんどの症例は短時間の手術で対応できると思います。しかし、中には難しい症例も存在することは一般的にはまだあまり知られていないかもしれません。私の業績の中にもありますが、落屑症候群では水晶体が脱臼している確率が通常より高いということを知っておいても良いかもしれません。
その他、略歴の通りですが、大学勤務を15年間経験しており、一通りの眼科疾患に精通しているつもりです。当院を受診された患者様にはご安心して診察を受けられるよう努力してまいります。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
院長 原田 行規
日本眼科学会認定眼科専門医、医学博士
略歴
平成元年 福岡県立東筑高等学校卒業
平成10年 産業医科大学医学部医学科卒業
同年 産業医科大学眼科学教室入局
平成13年 北九州市立若松病院 眼科
平成14年 北九州市立若松病院 眼科医長
平成15年 産業医科大学 眼科
平成16年 新潟労災病院 眼科医長
平成17年 産業医科大学 眼科助教
平成20年 三菱三原病院 眼科医長、
三菱重工業紙印刷機械事業部 専属産業医
平成22年 産業医科大学 眼科助教
平成25年 学位取得
同年 原田眼科開設
所属学会
・日本眼科学会
・日本緑内障学会
・日本白内障屈折矯正手術学会
・日本網膜硝子体学会
・日本眼科手術学会
・The Association for Research in Vision and Ophthalmology
著書
原田 行規:落屑症候群に対するcapsular tension ring挿入法
眼手術学 5.白内障, 編集:大鹿 哲朗
文光堂, 411-416, 2012年
原田 行規:Ⅲ. 前房・隅角・水晶体 落屑症候群でZinn小帯が弱いのはなぜか?.
眼のサイエンス 眼疾患の謎 (編者:根木 昭,田野 保雄,大橋 裕一,坪田 一男,大鹿 哲郎)
文光堂:114-115,2010年
総説論文
原田 行規:前嚢収縮抑制を目的としたCTR挿入.
眼科手術,23(1):47-50,2010年
原田 行規: [眼内レンズセミナー]落屑症候群における水晶体嚢拡張リング.
あたらしい眼科,24(9):1193—1194,2007年
原著論文
原田 行規:落屑症候群の白内障手術
福岡県眼科医会報,
218:3-8, 2011年
Harada, Y., Hirose, N., Kubota, T., Tawara, A.: The influence of central corneal thickness and corneal curvature radius on the intraocular pressure as measured by different tonometers: Noncontact and Goldmann applanation tonometers.
Journal of Glaucoma,17(8):619-625, 2008.
原田 行規,伊比 健児,広瀬 直文,田原 昭彦,松野 康二,横田 健司: 長期に眼内鉄片異物が存在したが網膜機能が良好であった眼鉄錆症の1例.
臨床眼科,55(6):1285-1289,2001
テレビ出演
田原 昭彦,久保田 敏昭,原田 行規,山下 美恵,井上 久美: 「緑内障」.
とっても健康ランド,3月17日,2007年
発表
2013年
原田 行規,田原 昭彦:後房レンズ虹彩縫着術の検討
第36回 日本眼科手術学会総会,1月,福岡
原田 行規,永田 竜朗,新井 三樹,田原 昭彦:FocalSeal®を用いて濾過手術を行った家兎眼の組織学的検討
第117回 日本眼科学会総会,4月,東京
Yukinori Harada, Tatsuo Nagata, Mikki Arai, Akihiko Tawara : Investigation of the filtration surgery with FocalSeal® in rabbit’s eyes
ARVO Annual Meeting 2013, 5月,Seattle
2012年
原田 行規, 永田 竜朗, 新井 三樹, 田原 昭彦:FocalSeal®併用Trabeculectomy.
第1回 福岡緑内障研究会, 3月, 福岡
原田 行規:落屑症候群に対する白内障手術
第46回 クリアクラブ, 6月, 北九州
原田 行規, 永田 竜朗, 新井 三樹, 田原 昭彦:家兎へのAbsorbable Polyethylene Glycol Based Synthetic
Hydrogel (FocalSeal®)を用いた線維柱帯切除術
第23回 日本緑内障学会, 9月, 金沢
原田 行規, 田原 昭彦:後房レンズ虹彩縫着術の4例
第33回 産業医科大学眼科研究会, 11月, 北九州
2011年
原田 行規, 田原 昭彦:超音波チップの軸および超音波発振方式の違いによる超音波水晶体乳化吸引術の角膜内皮細胞に対する影響
第50回 日本白内障学会総会, 第26回 日本白内障屈折矯正手術学会総会, 6月, 福岡
2010年
原田 行規:特別講演 CTRと前嚢収縮.
第27回 長崎県央・中地区眼科勉強会,7月,諫早
原田 行規,田原 昭彦:Low Power Torsional超音波発振を用いたBimanual Phaco Surgery.
第33回 日本眼科手術学会総会,1月,東京
2009年
原田 行規:水晶体嚢拡張リングCapsular Tension Ringは前嚢収縮を抑制できるか? シンポジウム
第48回 日本白内障学会総会,第24回 日本眼内レンズ屈折手術学会総会,第45回 日本眼光学学会総会,22nd Asia Pacific Association of Cataract and Refractive Surgeons Annual Meeting,6月,東京
原田 行規,平田 亮,田原 昭彦:緑内障眼に対するBimanual Phaco Surgery単独手術の眼圧下降効果.
第20回 日本緑内障学会,11月,沖縄
2008年
Harada,Y.,Sohma,R.,Kubota,T.,Tawara,A.:Inhibitory Effect of a Capsular Tension Ring on Anterior Capsule Shrinkage after Cataract Surgery in Exfoliation Syndrome.
World Ophthalmology Congress 2008,6月,Hong Kong
原田 行規,平田 亮,久保田 敏昭,田原 昭彦:緑内障眼のBimanual Cataract Surgery.
第78回 九州眼科学会,5月,別府
原田 行規,平田 亮,久保田 敏昭,田原 昭彦:緑内障眼のBimanual Cataract Surgery.
第35回 福岡大学眼科研究会,5月,福岡
2007年
Harada, Y.,Sohma, R.,Tawara, A.: Inhibitory Effect of Capsular Tension Ring on Anterior Capsule Shrinkage in Exfoliation Syndrome After Cataract Surgery .
ARVO2007,5月,Fort Lauderdale
原田 行規,相馬 利香,田原 昭彦: 落屑症候群におけるCapsular Tension Ringの前嚢収縮抑制効果.
第30回 日本眼科手術学会総会 ,1月,京都
2006年
Harada, Y.,Hirose, N.,Kubota, T.,Tawara, A.: The influence of central corneal thickness and corneal curvature on intraocular
pressure measured by different tonometers; non-contact and goldmann applanation tonometers.
ARVO2006,5月,Fort Lauderdale
原田 行規,相馬 利香,田原 昭彦: Bimanual phaco surgeryにおける各種潅流フックの特徴.
第29回 日本眼科手術学会総会,1月,東京
原田 行規,相馬 利香,田原 昭彦: 落屑症候群合併白内障におけるCapsular Tension Ringの術後前囊収縮抑制効果.
第27回 産業医科大学眼科研究会,11月,北九州
2005年
原田 行規,相馬 利香,田原 昭彦: Bimanual Phaco Surgeryにおける3種の灌流フック使用時の超音波時間.
第26回 産業医科大学眼科研究会,11月,北九州
2004年
原田 行規,廣瀬 直文,田原 昭彦: 角膜厚及び曲率半径が非接触式眼圧計とGoldman圧平式眼圧計の
測定値におよぼす影響.
第58回 日本臨床眼科学会,11月,東京
2002年
Harada, Y.,Hirose, N.,Itoh, K.,Nishio, Y.,Oginosawa,
M.,Tawara, A.: Expression of matrix metalloproteinases and their natural inhibitors in anterior segment of
normal and nipradilol treated rat eyes.
XVth ICER,10月,Geneva
原田 行規: ニプラジロール点眼がラット前眼部の細胞外マトリックス代謝酵素(MMPs,TIMPs)に及ぼす影響についての免疫組織学的研究.
ハイパージールコーワ点眼液発売3周年記念講演会,9月,福岡
原田 行規: ニプラジロール点眼液がラット前眼部の細胞外マトリックス代謝酵素(MMPs,TIMPs)に及ぼす影響についての免疫組織学的研究.
第1回 KMOカンファレンス,11月,北九州
原田 行規,廣瀬 直文,西尾 陽子,荻ノ沢 美穂子,田原 昭彦: ラット正常隅角におけるマトリックスメタロプロテアーゼ(MMPs)と
そのインヒビター(TIMPs)の免疫組織学的局在.
第106回 日本眼科学会総会,5月,仙台
原田 行規,廣瀬 直文,伊東 健,荻ノ沢 美穂子,田原 昭彦: ニプラジロール点眼がラット前眼部の細胞外マトリックス代謝酵素MMPs,TIMPsに及ぼす影響:免疫組織学的検討.
第13回 日本緑内障学会,9月,横浜
原田 行規,廣瀬 直文,西尾 陽子,荻ノ沢 美穂子,田原 昭彦: ラット正常隅角におけるマトリックスメタロプロテアーゼ(MMPs)とそのインヒビター(TIMPs)の免疫組織学的局在.
第18回 九州緑内障カンファレンス,2月,大分
2001年
原田 行規,西尾 陽子,廣瀬 直文,荻ノ沢 美穂子,田原 昭彦: ラット正常隅角におけるマトリックスメタロプロテイナーゼ(MMPs)とそのインヒビター(TIMPs)の免疫組織学的局在.
第39回 六大学合同眼科研究会,9月,福岡
2000年
原田 行規,伊比 健児,広瀬 直文,田原 昭彦,松野 康二: 長期に眼内鉄片異物が存在したが網膜機能が良好であった眼鉄錆症の1例.
第54回日本臨床眼科学会,11月,東京
原田 行規,伊比 健児,広瀬 直文,田原 昭彦,松野 康二: 長期に眼内鉄片異物が存在したが網膜機能が良好であった眼鉄錆症の1例.
第38回六大学合同眼科研究会,9月,福岡
原田 行規,伊比 健児,広瀬 直文,田原 昭彦,松野 康二: 長期に眼内鉄片異物が存在した眼鉄錆症の1例.
第18回産業医科大学学会,10月,北九州
1999年
原田 行規, 西尾 陽子, 広瀬 直文, 田原 昭彦: ドライアイ症例の角膜移植に涙点プラグを併用した2例.
第20回産業医科大学眼科研究会, 11月, 北九州